かつて、対人恐怖、赤面恐怖と言われてきた病態を中心とする疾患です。
発症年齢は、10代半ばから20代前半で、比較的若い人に多く、日本では数多く見られます。
病気という認識がなく、長い間1人で悩んでいるケースも少なくありません。
自分では不合理な不安や緊張であると思っているにも関わらず、どんどんエスカレートし、日常生活に支障を来たしてしまいます。
社会不安障害は、放っておくとうつ病などの引き金になる恐れもあるので、早めの受診をお勧めします。
緊張感などを自覚していて、自分が社会不安障害(社交不安障害)ではないかと心配な方は、下のセルフチェックで症状を確認してみて下さい。
治療としては、薬物療法のほかに、認知のゆがみを修正する認知行動療法が有効です。
特に、緊張する場面では、事前に服薬しておくことで、かなり緊張する場面でも乗り越えることが可能です。
これを繰り返すことで、次第に緊張が和らいでいきます(段階的暴露療法)。
その他、さまざまな治療法があります。医師にご相談ください。
社会不安障害(社交不安障害)の治療について詳しく知りたい方は「社交不安障害の治療方法」をお読み下さい。